メガバンク各行の API(NTT データ ANSER 基盤)を活用し、数万〜数十万件規模の家賃送金業務を 単一の Web UI から一括処理するプラットフォームを構築。 ElektroLibera LLC はプロジェクトマネジメント(PMO)を担い、GVE 株式会社による開発を支援しました。
不動産管理会社は、管理物件の入居企業から家賃を徴収するとともに、各物件のオーナー(大家)に対して 家賃を振り込む業務を担っています。しかし、銀行ごとに異なるインターネットバンキングの画面を操作しながら、 1行あたり数万〜数十万件にも及ぶ振込処理を行う現状は、オペレーション部門にとって大きな負担でした。
各メガバンクのインターネットバンキング画面はそれぞれ異なり、操作手順・画面構成が統一されていない。
1行あたり数万〜数十万件に及ぶオーナーへの家賃振込。手作業処理は限界に達していた。
送金エラーの確認・再処理、入出金明細の照合といった後処理業務もオペレーターの大きな負担だった。
複数のメガバンクとの並行送金作業は、スケジュール管理・確認業務を複雑化していた。
▼ 業務変革 Before / After
GVE が構築した自動送金プラットフォームは、NTT データが運用する共通基盤 ANSER 経由で 各メガバンクの API に接続します。不動産管理会社は単一の Web UI から全銀行への送金を操作します。
本プロジェクトは GVE 株式会社の開発プロジェクトとして推進し、 ElektroLibera LLC がプロジェクトマネジメント(PMO)を担いました。
EL が担った PMO 業務の詳細
不動産管理会社・GVE・メガバンクという異なる立場のステークホルダー間に立ち、認識の齟齬なく要件を統一。
送金件数・エラー処理・照会仕様など業務要件を整理し、銀行 API 仕様との整合を確認しながら設計要件に落とし込み。
開発・テスト・銀行接続検証の各フェーズのスケジュールを策定・管理し、2025年末のメガバンク接続完了を実現。
銀行 API 仕様変更・テスト環境の調整など、プロジェクト固有のリスクを早期に特定し対応策を立案。
1行あたり数万〜数十万件の家賃振込を、単一の Web UI から銀行 API 経由で一括送信。
ANSER 共通基盤を通じ、ほぼ共通の API 仕様で複数のメガバンクに接続。銀行追加も設計上対応可能。
送金エラーを自動検知し、原因・件数を管理画面で一覧確認。再処理ワークフローをサポート。
送金の成否・処理状況をリアルタイムで確認。入出金明細の照会も統合管理画面から実施可能。
金融機関との API 通信に必要な認証・セキュリティ要件に準拠した実装。
残るメガバンクや地方銀行の追加接続を想定した拡張設計。対応行の増加に柔軟に対応可能。
不動産管理会社の送金業務課題の整理、銀行 API(ANSER)の調査、システム化可能性の基礎検討を実施。プロジェクト立ち上げに向けた要件の素案を策定。
GVE 株式会社をシステム開発担当として迎え、正式にプロジェクトを発足。EL が PMO として参画し、要件定義・スケジュール策定・ステークホルダー管理を開始。
GVE プラットフォームの開発・テストを経て、メガバンク2行との API 接続を完了。不動産管理会社による本番送金処理の運用を開始。
残るメガバンク(1行)および地方銀行を含む接続先の拡張を予定。同一プラットフォームで対応行を順次追加していく計画です。なお、すでに2行のメガバンクとの本番接続を完了しています。